ドライブレコーダー

先日どこかで記事を見つけた。これなのだか既にタクシー等の業務用車両では導入されているそうだ。ルームミラー大のボディにＣＣＤカメラとフラッシュメモリーそしてＧセンサーを搭載し、車両の0.4Ｇ以上の加速度（事故や急ブレーキ・急ハンドル）を感知するとその前12秒・後6秒を記録するのだ。

ケロは仕事上色々な交通事故の話を聞くが、運転者双方の主張が食い違うのがごく普通で、合致するのは稀だ。事故の瞬間の真実はたった一つなのだが、殆どの事故には客観的証拠が無い。だから彼らは事故後の過失割合交渉を少しでも有利に進めるべく、無意識に微妙に真実とは異なった主張をするのではないか。茫然自失でその瞬間の記憶が曖昧だという人もいるだろう。自分は悪くない、そう言いたい気持ちはとても良くわかる。しかしその気持ちが事故の解決を遅らせる最大の原因なのだ。

そこでこのドライブレコーダーの登場である。記録されたデータからは解析ソフトにより双方の走行軌跡や速度が導き出され、まさしく一目瞭然である。これなら十分な証拠として採用されるのは間違いない。もうすぐ廉価版の自家用車向けが販売されるそうだが、どれくらい売れるのだろうか？ケロは自分の車に取り付けようと考えてみたが、なんだか見張られているようであまり気分が良いとは思えない。さてどうしたものか。